おいくらですか!
2021年 5月 31日
配達で~す!
牛乳です。どうぞ。
お金をどうぞ。
いえいえ、お金は要りませんよ。
配達さんは、そう言って、行ってしまいました。
だめで~。お金は払わんと。
ごめん。お金、ちょうだい。
「100円ちょうだい。」「うん。じゃあ、100円あげるね。」
ふたりが、小石をお金に見立ててやりとりしていると、向こうの方から、「牛乳2本だったから、100円じゃないわぁ」と。
「じゃあ、100万円?」
「えっ!そんなの違うやろ」
「150円くらいじゃない?」
「2本だからなぁ…」
「・・・。」
「今日の牛乳は、150円にしようか!」
配達さんは、お金を大事にポケットに入れて、再び、行ってしまいました。
配達さんから買った牛乳は、2本で150円。高いのか、安いのか…。友だちと一緒に考えて決めた値段に納得、満足のようで、「あぁ、おいしい~!」と、2本の牛乳をゴクゴク飲んでいました。